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甘くそしてほのかに苦い気持ち。5話目:葛西えま

待ち時間で書いたのでとりあえずあげてみました。
誤字とか脱字に文章におかしなところがありましたらスイマセン;;^^;

少しR指定ぎりぎりな表現があります。ので読まれるかたは気をつけてください。


甘くそしてほのかに甘い気持ち。5話目:葛西えま






アスカは酷く疲れたせいか、深い眠りから覚める。
はじめに隣に見えたのは白い陶器のようなカヲルの顔だった…

もしかしてすごくたくさん寝ちゃった…


本棚に置かれたデジタル時計は午前9時をさすところで、
いつもならば6時過ぎに起きるにしては随分寝坊したともいえる時間だった。
カヲルのほうに目線を移すと昨日のあの出来事が頭に浮かんできた。

昨夜はどれくらい身体を重ねたのだろう?

それを思い出すと無性に恥ずかしくなり、アスカの頬はみるみる内に赤くなった。
顔を反らせるとカヲルに背中を向けシーツ少しずつ引き上げると鎖骨近くまでくるまった。
深くため息をつくと、壁側を向き大して重要でもない考え事をし始めた。
その時にゅっとカヲルの細く白い腕がアスカの体を抱くように絡み付いた。


やだ…ちょっとコイツってば裸じゃない?
て、いうかあたしも何も着てなかった…

自分が起きている事に気がついていないのか?
カヲルは肌を隙間なくアスカに密着させてきた。

息が首元にかかるとくすぐったくなり、少し動くことで息がかかるのを避けた。
するとカヲルは首筋にキスを落とし、それから舌先でアスカの首筋から肩のラインそして背中へと舌を這わせた。
「ひぃ!ちょ・・・」
起きてることに気が付いてるんだ!!
「ちょっとこのバカっ!いったいどこ舐めてるのよ!」
アスカが不機嫌な声色を出すと「おはよう」と声が返ってきた。
「アンタ起きてるの知っててそういうこと…してるんで…」
言い終えない間にアスカの胸を後ろから両手で掴み上げると揉みしだき始めた。
「…ヤダっ朝からなに…あっ」
思わず変な声が出てしまう。

昨日は何度も何度もあんなにしたはずなのに…

カヲルの下半身はアスカを求め熱く熱をおび、お尻の丸みのあたりを下からつついた。

固いものがお尻に当たってる…

背中を愛撫され、それに胸を揉みしだかれた為、徐々にアスカの全身もそれに反応しはじめた。
耳たぶを甘がみされたかと思うと、既に下半身をはりつめらせたカヲルが入れてもいいかと無粋にも聞いてきた。

まだ昨日の濃密な行為で擦れた秘部はまだ痛みを少し感じ、既に愛撫でしっとりとしてはいるものの
アスカはカヲルと違いすぐにしたいと思う程でなかった。

「アンタがやり過ぎるから…その、ちょっと痛いのよ…」
いい難そうにもじもじとアスカはカヲルに伝えた。
「ごめん、少しだけだから…」
言わないかの間にアスカの答えも無視し、ゆっくりと後ろからカヲル自身がアスカの中に侵入してきた。







休日だったこともあり遅い朝を取るつもりでいたカヲルはネルフの外に何か食べに行こうか。とアスカに声をかけた。
だが返ってきた返事はノー。

カヲルが無理矢理アスカを抱いたことにアスカ自身が腹を立てるのだ。
「…ごめんよ。だけど君が魅力的だから悪いんだってわかる?」

そんなこと分かるわけないじゃん!と人睨みすると。
「なにバカなこと言ってんのよ」
擦れて股が変な感じがして歩きにくいし、こんな無様な歩き方ってないわよ!
アスカは心のなかで独り言を繰り返した。


でも言われてじゃないけど、お腹は空いてるしどうしたものだろうか?
そうだと言わんばかりに
「アンタ、コンビニかどっかに行って何か食べるもの買ってきてよ!」
「買いに行くの別にいいけど何がいいか分からないしそれならさ一緒に行こうよ」
カヲルはさっきまで着ていたスエットから普段着に着替えながらアスカに向かって言った。
「何でもいいわよ!っていうか何があるのか着いたら電話してくれたらいいじゃない?解決、解決。
そうだ、そこの蓋に乗せてるソレなんだけど当たりだったわ」
当たりの文字が書かれた棒を手に取ると当たったんだ。とカヲルは呟いた。
「ソレかえてくればいいんじゃない?」
「アスカが当てたんだしほら自分で引き換えなよ」
「だ~か~らっ!さっき言ったじゃない。あたしはここにいてアンタが買いに行く。
で、何があるか電話をしてくる。って!しつこいわよ!」
面倒な買い物に行きたくなさそうなアスカの表情を見る。

「僕は君と一緒に行きたいんだよ」






やれやれ。どうしたことかコンビニにコイツといる。
暑いなか徒歩で近場のコンビニにくると着くなり1番冷房の風が直撃するこの場所で服をパタパタとアスカは扇ぐ。
「あっつぅー・・・」

面倒なことがイヤなのに結局付き合ってしまっている。

自分の買いたいものをさっさと選ぶと床にカゴを置き、
文句を垂れながらアスカはファッション雑誌を読んでいた。
「可愛いね。その服とかアスカにとても似合いそうだ」
人当たりのよさ気な微笑みをアスカにむける。
「アスカはスタイルがいいからなんでも着こなせるよ。それも可愛いね」
カヲルを1度見やると「はあ」と一息ため息を吐く。
「アンタにそんな台詞言われるとは思わなかったわ…」
アスカは見ていた本を閉じると棚の陳列に戻した。

自分の買いたい物の入った黄色い色のカゴをホレとカヲルに押し付けた。

「当然これはアンタもちね!」
携帯用の化粧水やショーツにジュースやお菓子が入ったカゴをカヲルは確認すると、
そこへアスカと自分用の幕の内お弁当とあのストロベリー味のアイスキャンディーを1つ入れた。
「まあ、そうだね僕が払うよ」
カヲルはレジはに向かい列に並ぶとカゴを左手に持ち直した。
「アスカはそこにいてくれたらいいよ」
「あっそ。わかったわ」
ポケットに無造作に入れたお金の額とカゴに入った商品の合計値段を適当にだが割り出しレジに商品の入ったカゴを置いた。
「アンタが出すのは当然よね?」
「そうだね、嫌がってた君を散々抱いたんだし…これくらい問題ないよ」
カヲルの爆弾的発言に面食らったが、アスカは驚き半分彼の口がこれ以上なにも言わなくなるよう手で塞いだ。
そのやり取りをコンビニのアルバイトに入ってる大学生らしき店員は聞かないふりを装おうと、
さっさと手慣れた感じに商品をスキャンし横に置いていく。
「ちょっと!冗談でもこんな他に人がいる場所でそういうこと軽々と言わないでよ!誤解されちゃうじゃない!」
カヲルはモゴモゴとまだ何かいいたそうにしたが、取りあえず1度口を閉じることにした。
降参のポーズをきめ会計用にお札を白いプラスティックのトレイに置き会計をする。

「…はぁ、だけど、嘘は言ってないし。君が恥ずかしいって言うならやめるよ」
レジ袋に温めなくて良いものを先にいれると、お弁当を温めますか?と笑顔の引きつる顔で声を掛けられた。
「そのままでいいです」
「ありがとうございました」
愛想よくカヲルも店員と同じ笑顔で微笑むと面白くなさそうなアスカがふと目に入る。
店員から袋を受け取ると直ぐにそこから出るようにとアスカが目線をおくると、先に荷物を持ちカヲルは首をかしげた。
「行かないの?帰ろう」
「わかってるわよ!もう!!」

アスカは仁王立ちでカヲルに言い放つとピンク色の頬を膨らませ早くしろと後ろからカヲルをこついた。
「乱暴だな」
「アンタがあんな余計なこと言ったから恥かいたじゃない!!」
「そんな恥ずかしいことかなぁ」
「バカ!!ヘンタイ!!」
そう言いながら、ふとアスカは手に持った携帯に目をやった。

マナーモードにしてあった携帯の着信が点灯している。
「……」
だが見なかったようにすっとスカートのポケットに携帯をしまった。






つづく。
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