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2010.07.06

甘くそしてほのかに苦い気持ち。2話目:葛西えま

勢いで2話目も1時間弱で書いてしまったのでとりあえず短いですが載せます。次回とうとうR指定な感じになりそうな雰囲気です;;
誤字脱字がもしかしてあるかも知れません;;汗

読んでやろうか!って人のみ下記からお読みください。

今日は朝から早く起きてクルーズに神戸までいってきます♪



甘くそしてほのかに苦い気持ち。2話目:葛西えま





二人の微妙に流れる空気の間に割って入るにぎやかな音。
ニュース番組が終わり7時から始まる金曜の人気バラエティが始まったのだ。
クイズ形式での番組でお笑い芸人をメインにした番組が始まった。
時折ウケ狙いのボケとツッコミが繰り広げられ、それに笑う声がやけに部屋の中で響く。



暫くの沈黙のあと口を開いたのは意外にもアスカだった…

「アンタがシンジのことがすきだって事はわかったけどあたしは違うわよ!」
往生際が悪いとおもいつつも、アスカはあくまでも自分は違うんだからと否定に出る。
不思議そうな面持ちでカヲルは水分を補給するために冷蔵庫から出してきたミネラルウォーターを二三口飲むと軽く唇を指でぬぐった。
「アスカ…」
予期しない呼ばれ方をされ正直面食らった。
「なによ!なに?ていうか、アンタ今あたしのこと名前で呼んだわね!」
「イヤかい?名前で呼ばれることが嫌いかい?」
「そういうんじゃないけど」
「じゃあアスカでいいよね。僕のこともカヲルでいいよ。何だかネルフ内で待機してるみたいでへんな感じだし」
「ここ一応ネルフの中だけど」
「ハハッ…確かにそうだね」
「とにかくいいわよそんなこと。それよりアンタが誤解してるみたいだから一応言っておくわ。
シンジのことなんてどうでもいいの!あいつはファーストがすきなんだし。まあアレよアレ!お似合いなのよ」
口数が増えれば増えるだけ何故か言い訳みたいになる。
「アンタにはほんと残念ね。見た感じ顔だけはイイセンいってんのにほんと残念ね。それに所詮男同士だし」
「男同士だとかそんな事は関係ないよ。ただすきか嫌いかってことで簡単なことさ」


その言葉に気分を悪くしたアスカは急に立ち上がる。


「どこに行くんだい?」
歩き出して振り返ると。
「シャワー借りるわ」
「なんだ。帰るんじゃないんだね」
「帰ってほしいみたいね」
「好きにしたらいいし、君が好きなだけいればいいよ」
シャワー室に入るとアスカは着ていた制服を脱ぎ始めた。
そうだ!と思い出し棚の上にあったバスタオルで身をくるむとドアを開けた。
「悪いんだけど何でもいいからアンタの服貸してくれないかしら?」
ドアから顔をのぞかせカヲルに向かい手を伸ばし早くと催促する。
よろよろと立ち上がると引き出しからTシャツを一枚出してアスカに手渡した。

「君はかなり大胆で無防備だね」
タオル一枚のアスカとの距離はほんの数十センチかそこら。
カヲルは彼女の白い陶器の様な肌にマジマジと視線を向けた。
「へえ、意外と胸あるんだ」
「なっ!失礼ね!!アンタって相当な変態よ!!」
「僕だってこれでもオトコなんだよ」

ピシャリとすばやく鼻先でドアを勢い良く締めると、外側から微かに笑うカヲルの声が聞こえてきた。





シャワーを浴び終わると身体をきれいに拭き、借りたシャツに袖を通す。
少し大きめだからうまくお尻が隠れてミニのワンピースくらい丈があって、アスカにはちょうど良いものだった。
見えるかなとも気になったが取りあえず隠れてくれるので下着は着けずそれらを洗濯し、あとは乾燥機にでもほうりこんでおいた。
一時間ほどで洗濯できる予定だ。

[newpage]

ドアを開けるとカヲルはベッドの隅に横たわり何か音楽を聴いている。
そっとアスカは近づく。その目は閉じられている。
瞼が閉じているのを確認するとアスカは遠慮なくマジマジとカヲルの顔を観察した。
見た目ほんと顔はいい線いってるんだ・・・
綺麗な顔立ちだし体だって・・・
一瞬でも考えてしまった自分に驚いた。

カヲルの閉じられた目が急に開くとその赤い目はアスカをとらえた。

「やあ、なんだい?どうかしたかい?」
ゆっくりと起き上がると耳にあてていたヘッドフォンをずらしそのまま片手で外した。
微かにヘッドフォンからはクラッシックらしき曲が聞える。
「アンタ、クラッシックが好きなの?」
「音楽も歌も何でも好きさ。これってものは特にないけどクラッシックを聴いていると気持ちが落ち着くからね」
「落ち着きたい気分だったんだ」
「まあね」
カヲルは曖昧な笑みを浮かべると足を横にずらしベッドから立ち上がった。
「座らないのかい?」
一瞬座ろうかとも考えた。だが今着てるものに下着も何もつけてないしカヲルがあまり近くに寄りそもそも変な気でも起こされてもマズイので床にぺたりと座った。
「折角シャワーに入ったのにそこじゃ身体が冷えると思うけど」
カヲルは近寄ると座れば?と彼女の手をひいてみた。
アスカは床でいいんだとその手をはね除ける。
でも床に座ることはないんじゃないかともう1度アスカを引き上げると、勢いが余ってお互いの身体が縺れ合うとベッドに折り重なるように倒れこんでしまった。

アスカがカヲルの顎の辺りに軽く自分の額をぶつけてしまい、ぶつけたところを手で覆った。
「っ!いたた…」
「ごめん!大丈夫かい?」
真下にいたカヲルが痛がるアスカにむかい声をかけるが、反応が返ってこまい。
打った場所を心配して彼女に組み敷かれた体制でカヲルが立ち上がるとアスカの柔らかな部分に間違って触れてしまった。
「…ヤダ!」
とっさにアスカが胸元を両方の腕でガードする。
指に触れた胸があまりに柔らかい。彼女が下着を付けていないことには鈍感なカヲルでもすぐに気がついた。
目の前のアスカはただ顔が真っ赤になるばかりで、いつもの彼女と違い驚きのあまりに罵倒すら浴びせられない様子だった。

「知らなかったんだ…本当にごめんよ」
悪気でさわった訳ではないにしろ酷く罪悪感を感じる。
罪悪感・・・それ以外に別の何かがふつふつと底から沸き起こるのを感じると自分でも思ってもいなかった行動にカヲルは思わず出てしまった。

「なっ、なに?」
カヲルは自分とは違う柔らかで滑らかな身体を抱き締めた。
その予測不可能な行動はアスカを戸惑わせた。



つづく
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