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2016.06.04

眠れる姫 2(Qカヲ?52小説)

前回の続きでマリがでてきます。


かなり捏造してるのでそれでOKなからだけ下からどうぞ。





誰?いったい、あれは誰?
この時間なら煩い衛兵もいないことをしっている。だが、誰だろうか?
いつもの時間ならいないはずの人間がいるのに気がついた。
真希波・マリ・イラストリアスはカードキーを上官の机から拝借し、隔離された部屋に無断でこっそり進入していたのだ。

「はーん?なんだなんだ?」
よりによって、姫にキスしてるあの高官の服を着たやつは…

姫を狙ったどこからの刺客ならあんなバカなことはしないし、施設の巡回をしている人物にしては決まった時間じゃない。それにあれは高官の制服だし。

なんだかよく分からないにゃー。

いま出ていって良くない事態に落ちたくないし、ここはひとまず賢く相手の観察といこうか?
遠くから目を凝らし、まじまじと様子を見守るが…

「むっ、動きが?!」

物陰に急いで身をかくすと、マリは息を潜めた。

ちょい待ち、イケメン!
じゃ、ない。
でもイケメンだから、とりあえず名前もわからないしイケメンでいいか。どうやらこのまま出て行くみたいだにゃ。

物陰から様子を伺いながら眠れる姫に一度目をやる。



とりあえずは私も姫との逢瀬を…



うーっ、いやいや。ここは、我慢我慢。
あー、もう、あとにしてまずあの謎のイケメンの跡をつけるか…
ため息をひとつつく。
『めんごー!!姫ぇ、また来るからー!』
と、両手を合わせ聞こえもしない心の声でマリはアスカ姫に向けて心で叫んだ。







つけてるのか?
アスカが隔離された部屋を出る前から人の気配に気がついていた。
人員が足りず少しばかり手入れがされずにいる薄暗い廊下をひとり歩きながら相手の動向を探っていた。
目だった動きはなく、気配だけは感じていた。
相手はこういう隠密的な行動が得意なのだろうか。
誰なのかという興味の方が勝り、曲がり角で突然と歩きを早めると壁際出っ張りに素早く身を隠して相手を待ち伏せた。



ややっ!イケメン君?!
まさか私の尾行に気がついて、ダッシュで逃げたか?

「たっはーっ…」
マリは額に手をあてた。

マリは相手を追うと、急ぎ足で曲がり角を曲がった。

相手に一瞬にして回り込まれると、後ろ手にがっちりと縛り上げるように腕を捕まれた。

「あ、あやしいものじゃ…」

あやしいと思われても仕方ないはずなのにもかかわらず、マリはあやしいものではないと相手に伝えてみた。

「跡をつけてあやしく思われるけどさ、実はこう見えてあやしくないんだにゃー」
「へえ、あやしくない誰かさんか」

密着された位置からほぼお互いの背の高さが同じだとマリにはわかっていたが、相手は細身な割に腕の力は思いの外強く、後手に捕まれた腕の辺りが少しキリッと痛んだ。

「ここの人じゃないと見たんだけど、姫になんの用であそこにいたの」

姫…か。
どうやらこのメガネの少女も彼女の知り合いかなにかか。

「セカンド。いや…式波・アスカさんの知り合いかなにかなのかい?」
おや?セカンド?!
何故に姫の事をそう呼ぶ?
一体…こやつは…

「君はセカンドチルドレンのことそう呼んでるんだ」

背中の相手に向かい質問を投げた。

「君たちと同じようなものさ」

そう伝えると手を緩めた。

「おやや、かくいうイケメン君も仕組まれたって子供なのかにゃ?」
「まあ、似たようなものだよ。ボクは渚カヲル。よろしく同じく仕組まれた子供のキミ」
「よろしく、イケメン君。しかし君少しは手加減しなよ。腕がおかしくなるとこだよぉ」

掴まれた腕をさすりながら、ずり落ちた眼鏡をあげる。

ごめんね。
悪気はないんだよ。
と、ばかりにキラキラした笑顔を向けられた。

「イケメン君…王子みたいな爽やかな笑顔だねぇ」
「イケメンって?」

不思議な顔をされたものでイケメンを知らないの?と、マリは聞いた。

「君みたいな美人さんに使う言葉みたいなものかなぁ?」
「成る程。褒め言葉みたいなものかい?それはありがとう」
「いやいやどういたしまして。あのー、イケメン君そろそろ痛いからこれ離してもらいたいんだけどにゃ」


謝りながらカヲルはマリを拘束していた腕を解放してやった。
縛り上げられた腕のあたりをさすりながら、マリは何故あそこにいたのかを尋ねた。

一瞬考えるような表情を浮かべると、理由とやらを話しだした。





あれから、ワンコ君こと碇シンジがサードインパクトを起こして数年が経っていた。
その時に月から飛来し、彼の暴走を止めたのが彼渚カヲルらしい。

そう説明された。

敵か味方かは判らないが、ワンコ君を止めたのが渚カヲルという髪の白いイケメン君だった訳だ。

まじまじとカヲルを見るマリに彼女が自分の後を追ってきたのは何故なのか聞かれた。

「話すと長い話になるんだけど、端折って言えば姫こと式波アスカの危機を防ぐナイトという役割をかって出ているといいますか…まあ、そんなところかにゃー」
「ナイトか。成る程ね。確かに彼女は…」

マリの携帯がポケットの中から音を鳴らした。

ちょっと待ってほしいと指をたてると、彼女は携帯を鳴らしてきた相手と話しを始めた。

目を見るだけで何かがあったのだとカヲルにもすぐにわかった。

了解と言葉を伝えるとすぐに通話を終えた。

「話しの途中悪いけど急用ができてすぐ行かなきゃならなくなったから、じゃっ!」

カヲルを置き去りにしたまま、マリは早足で来た道を戻っていった。






つづく


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