LAK SS Garden of Eden6話:葛西えま
SCCでは足を運んでいただきありがとうございました!!
無事にアンソロも発行でき、新刊と一緒にスペースに置くことができほっとしました!!
毎度お買い上げのかた、今回初めてお買い上げのかた、本当にありがとうございましたwww
このあと少々残っている在庫を通販にまわす予定です。
LAK SS Garden of Eden6話目を書いてみました。
まだまだ先があるのですが、ぼちぼち更新したいと思ってますのでもう少々お付き合いください。
二人だけの世界・・・
言葉にしたら壊れてしまいそうなくらい脆く儚い。
そこにあえて足を踏み入れるのはお互いに必要だからなのだろうか・・・
求めてはいけないはずなのに、求め合ってしまう。
欲しってはいけないはずなのに欲してしまう。
この気持ちはいったいどこに向かっていくのだろう?
ひどく長い夢を見てるような感覚に落ちる。
目を開いたらそこで幸せが終わってしまうかも・・・
だけど、結局は怖くてもおそるおそる目を開ける。
ここは自分の知っている部屋だ。
最初に目に見えたのは天蓋。
横に向きなおすと目の前には知っている顔があった。
とても好きで大好きな人の顔。
その瞼が目覚めるためにゆっくりと開く・・・
赤い目がそこから覗くと1度瞬きをしてから優しく目を細めた。
その優しい微笑みに、幸せが込みあげてきてどうしようもなくなりそうになる。
「やあ、アスカ。早いね」
甘く囁くような声が耳にくすぐったい。
「・・・あの」
その声に胸がしめつけられると何を言っていいのかわからなくなる。
「まだ朝にもなってないよ?」
見つめられて心臓が早鐘を打つととたんに頬は染まりやけに落ち着かなくなってしまう。
自分の方がきっと好きという気持ちが大きいのでは?とアスカはおもう。
「えっと、その・・・」
言いにくそうに言葉を出すと、カヲルは気がついたかの様な表情をした。
「ああ、してないよ」
「えっ?」
「アスカが考えてるようなことはしてないよ」
「・・・」
頬がさっきより燃えるように熱くなるとその熱さは耳たぶまで伝染してしまった。
つまりはこういうことだ。最後までしたかってこと。
「だって、服・・・とかアタシ着てない」
ああ。そのことかい。
とカヲルが微笑えむと死にたいほど恥ずかしくなってアスカは両腕を交差させ自分の胸元を隠した。
「覚えてない?緊張のあまり気を失っちゃったんだよ」
「え?アタシ・・・」
全く覚えてないし、たしかに・・・
よく初めては痛いとかそんな痛みをどこかに感じるわけでもない。
でも・・・それにしても服を脱いだって?!
「でもでも・・その・・・」
「服を着替えさせようとも思ったんだけど、ボクだって好きな子の身体を触ってなんともないとかありえないだろう?
脱がせるが精一杯さ」
「うん。そうね。全くそうだけど。べ・・・別に服くらい着て寝ても良かったのに・・・」
「まあ、はじめはそう思ったけど。そのうち君が寝息を立て始めたら、
一生懸命自分で服を脱ぎたそうにして結局それを手伝ったんだよ」
「記憶にない」
「そうだね・・・君脱がせても無反応だったよ」
「でもでも・・・カヲルも脱いでることないじゃない?」
「ああ。部屋まで戻るのが面倒だったから」
「そう言う問題?そうなの?」
アスカの頭が半分パニックを起こしてるとカヲルの腕が伸びてきて
「本当はね・・・寝てる君を襲っても良かったんだけど」
カヲルはそういいながらもアスカの首筋に軽くキスを数回落とす。
「さすがに寝てる女の子を襲うのはね・・・」
ため息がアスカの唇から漏れると何度もついばむように首筋に甘いキスを続けた。
「は・・・んっ。まって・・・まって!あ・・・・・」
カヲルのキスで怖いくらいに気持ちが高まっていく。
「少しくらいこっちの気持ちになってみてよ」
カヲルの顔が目の前にくると今度はアスカからカヲルの頬に唇を寄せた。
「大好き・・・」
そうアスカがつぶやくとカヲルはアスカの両手首を掴みそのままベッドに押し倒した。
ベッドが軋むみ大きく弾むがそんなことは構わずお互いの唇をついばみ合う。
「はぁ・・・んっ」
息を継ぐたびに甘く切なげな吐息が漏れる。
「もうやめないと・・・」
「うん・・・はぁ・・んっ」
舌先が触れ合うとそのまま深くつながりを求め、
絡め合いながらその行為に没頭した。
玄関でカチャリと錠の外れる音が耳に入ると、
ベッドの上で重なり合った体をずらしドアの方に目線を移した。
「誰?」
お互いの顔を見合わせた。
カヲルは急いで近くに脱ぎ捨てていた服を着ると部屋のドアに耳をつけた。
アスカも近くにあった部屋着を下着も着けずに着るとカヲルの背中に抱きついた。
「誰?なにかしらまさか・・・泥棒?」
「それにしたらすんなり鍵が開いたかも・・・」
ゆっくりと部屋のドアから出ると目の前に人影が目に入った。
「え?加持叔父さん?」
「ど・・どうして叔父さんがこんな時間に?!」
「カヲルにアスカおまえ達ここに一緒にいたのか?」
「・・・まあ」
「アタシが寝れなくってカヲルが・・・その寝かしつけてくれてたの」
「なんだそうか」
「でもどうしてこんな時間に?」
「実は・・・な」
カヲルが加持にお茶を入れてる間にアスカは着替えを終え、リビングに足を運んだ。
「で、ミサトに追い出されたんだ」
「まあ、そんなところかな」
苦虫をかんだ顔を2人に向けると大きなため息をついた。
「頭が冷えるのを待って帰るつもりだが久しぶりにおまえ達と一緒にすごそうかと思うんだ」
「好きなだけいたらいいけどとにかくミサトには連絡しなきゃ心配してるんじゃない?」
「そうだね。ボクが電話しておくよ」
「悪いね」
「叔父さん仕事はどうするの?」
加持の座るソファーの横にあるオットマンにアスカは腰を下ろすとカヲルが淹れた紅茶を口に運んだ。
「一度こっそり昼間に帰って必要なものは取ってくるよ」
「こっそりね・・・」
自分のうちなのに泥棒のようにはいるのね。
アスカがそういうと苦笑いを浮かべた。
続く。
無事にアンソロも発行でき、新刊と一緒にスペースに置くことができほっとしました!!
毎度お買い上げのかた、今回初めてお買い上げのかた、本当にありがとうございましたwww
このあと少々残っている在庫を通販にまわす予定です。
LAK SS Garden of Eden6話目を書いてみました。
まだまだ先があるのですが、ぼちぼち更新したいと思ってますのでもう少々お付き合いください。
二人だけの世界・・・
言葉にしたら壊れてしまいそうなくらい脆く儚い。
そこにあえて足を踏み入れるのはお互いに必要だからなのだろうか・・・
求めてはいけないはずなのに、求め合ってしまう。
欲しってはいけないはずなのに欲してしまう。
この気持ちはいったいどこに向かっていくのだろう?
ひどく長い夢を見てるような感覚に落ちる。
目を開いたらそこで幸せが終わってしまうかも・・・
だけど、結局は怖くてもおそるおそる目を開ける。
ここは自分の知っている部屋だ。
最初に目に見えたのは天蓋。
横に向きなおすと目の前には知っている顔があった。
とても好きで大好きな人の顔。
その瞼が目覚めるためにゆっくりと開く・・・
赤い目がそこから覗くと1度瞬きをしてから優しく目を細めた。
その優しい微笑みに、幸せが込みあげてきてどうしようもなくなりそうになる。
「やあ、アスカ。早いね」
甘く囁くような声が耳にくすぐったい。
「・・・あの」
その声に胸がしめつけられると何を言っていいのかわからなくなる。
「まだ朝にもなってないよ?」
見つめられて心臓が早鐘を打つととたんに頬は染まりやけに落ち着かなくなってしまう。
自分の方がきっと好きという気持ちが大きいのでは?とアスカはおもう。
「えっと、その・・・」
言いにくそうに言葉を出すと、カヲルは気がついたかの様な表情をした。
「ああ、してないよ」
「えっ?」
「アスカが考えてるようなことはしてないよ」
「・・・」
頬がさっきより燃えるように熱くなるとその熱さは耳たぶまで伝染してしまった。
つまりはこういうことだ。最後までしたかってこと。
「だって、服・・・とかアタシ着てない」
ああ。そのことかい。
とカヲルが微笑えむと死にたいほど恥ずかしくなってアスカは両腕を交差させ自分の胸元を隠した。
「覚えてない?緊張のあまり気を失っちゃったんだよ」
「え?アタシ・・・」
全く覚えてないし、たしかに・・・
よく初めては痛いとかそんな痛みをどこかに感じるわけでもない。
でも・・・それにしても服を脱いだって?!
「でもでも・・その・・・」
「服を着替えさせようとも思ったんだけど、ボクだって好きな子の身体を触ってなんともないとかありえないだろう?
脱がせるが精一杯さ」
「うん。そうね。全くそうだけど。べ・・・別に服くらい着て寝ても良かったのに・・・」
「まあ、はじめはそう思ったけど。そのうち君が寝息を立て始めたら、
一生懸命自分で服を脱ぎたそうにして結局それを手伝ったんだよ」
「記憶にない」
「そうだね・・・君脱がせても無反応だったよ」
「でもでも・・・カヲルも脱いでることないじゃない?」
「ああ。部屋まで戻るのが面倒だったから」
「そう言う問題?そうなの?」
アスカの頭が半分パニックを起こしてるとカヲルの腕が伸びてきて
「本当はね・・・寝てる君を襲っても良かったんだけど」
カヲルはそういいながらもアスカの首筋に軽くキスを数回落とす。
「さすがに寝てる女の子を襲うのはね・・・」
ため息がアスカの唇から漏れると何度もついばむように首筋に甘いキスを続けた。
「は・・・んっ。まって・・・まって!あ・・・・・」
カヲルのキスで怖いくらいに気持ちが高まっていく。
「少しくらいこっちの気持ちになってみてよ」
カヲルの顔が目の前にくると今度はアスカからカヲルの頬に唇を寄せた。
「大好き・・・」
そうアスカがつぶやくとカヲルはアスカの両手首を掴みそのままベッドに押し倒した。
ベッドが軋むみ大きく弾むがそんなことは構わずお互いの唇をついばみ合う。
「はぁ・・・んっ」
息を継ぐたびに甘く切なげな吐息が漏れる。
「もうやめないと・・・」
「うん・・・はぁ・・んっ」
舌先が触れ合うとそのまま深くつながりを求め、
絡め合いながらその行為に没頭した。
玄関でカチャリと錠の外れる音が耳に入ると、
ベッドの上で重なり合った体をずらしドアの方に目線を移した。
「誰?」
お互いの顔を見合わせた。
カヲルは急いで近くに脱ぎ捨てていた服を着ると部屋のドアに耳をつけた。
アスカも近くにあった部屋着を下着も着けずに着るとカヲルの背中に抱きついた。
「誰?なにかしらまさか・・・泥棒?」
「それにしたらすんなり鍵が開いたかも・・・」
ゆっくりと部屋のドアから出ると目の前に人影が目に入った。
「え?加持叔父さん?」
「ど・・どうして叔父さんがこんな時間に?!」
「カヲルにアスカおまえ達ここに一緒にいたのか?」
「・・・まあ」
「アタシが寝れなくってカヲルが・・・その寝かしつけてくれてたの」
「なんだそうか」
「でもどうしてこんな時間に?」
「実は・・・な」
カヲルが加持にお茶を入れてる間にアスカは着替えを終え、リビングに足を運んだ。
「で、ミサトに追い出されたんだ」
「まあ、そんなところかな」
苦虫をかんだ顔を2人に向けると大きなため息をついた。
「頭が冷えるのを待って帰るつもりだが久しぶりにおまえ達と一緒にすごそうかと思うんだ」
「好きなだけいたらいいけどとにかくミサトには連絡しなきゃ心配してるんじゃない?」
「そうだね。ボクが電話しておくよ」
「悪いね」
「叔父さん仕事はどうするの?」
加持の座るソファーの横にあるオットマンにアスカは腰を下ろすとカヲルが淹れた紅茶を口に運んだ。
「一度こっそり昼間に帰って必要なものは取ってくるよ」
「こっそりね・・・」
自分のうちなのに泥棒のようにはいるのね。
アスカがそういうと苦笑いを浮かべた。
続く。
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テーマ : 二次創作小説(版権もの
ジャンル : アニメ・コミック