LAK SS Garden of Eden2話:葛西えま
えっと、2次創作極まりない創作をまたまた更新!!
カヲアス飢えな管理人にカヲアスを誰か書いてください・・・(切実)
沢山WEB拍手にポチポチありがとーですwww別館の書きこみの返信もまだなのに。。。
更新してしまってます・・・スイマセン・・・>8<;
ヨスガノソラ・・・ 穹ちゃん萌えぇぇぇ・・・///
カヲアス飢えな管理人にカヲアスを誰か書いてください・・・(切実)
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更新してしまってます・・・スイマセン・・・>8<;
ヨスガノソラ・・・ 穹ちゃん萌えぇぇぇ・・・///
カヲルとアスカの通う学園は中等部・高等部と同じ校舎にあり、
アスカの通う中等部もカヲルの通う高等部も同じ3階建ての大きな校舎の中にある。
150年前に出来た建物だが古さも逆に由緒正しいご子息・ご令嬢が通っているという雰囲気で
校舎と校舎の間の渡りにある中庭は、色取り取りの花や木々が植えられていてその中心には小さいながらも噴水がある。
午後のお茶の時間が長い国ならでわで、このような雰囲気のいい場所でのランチは食べるものもより美味しくなりそうだ。
勿論校舎内にもカフェテリアがあるのだが、雨や曇りの多いイギリスでは晴れた日こそ外で日光浴がてらにランチをする人々が多かった。
カヲルとアスカも今日は外でランチとることにした。
「アスカあまり食進んでないけど具合が良くないのかい?」
「別に・・・欲しいならあげるわよ」
「・・・お腹でも壊した?」
「なっ!!ちょっと仮にもレディにそんなこと言う?」
「アハハ・・・ごめんよごめん」
「なんか・・・心がこもってない謝り方だわよ」
キッと睨んでからランチボックスの中に残したサンドを丁寧になおした。
「お腹が空いたら食べるわ」
こうやって2人でいるといつも遠巻きにチラチラとこちらを見られてる気がしてならない。
自信過剰なの?と誰かにでも言われてしまいそうだけど、見られる度に目が合うものだからきっとそれは間違いない。
アスカはうんざりとした表情をすると、カヲルに耳打ちした。
「ねえ、また見てる」
「アスカが可愛いから見てるんだよ」
「なに、それ・・・」
ぷくぅうと頬を膨らませてツンとすますと、カヲルはアスカの頬を人差し指で押した。
「ぷふぅっ!!」
膨らませた頬を押され口から思い切り息が吹き出ると真っ赤な顔で睨みつけた。
握りこぶしでカヲルの胸をトントンと叩くと、また誰かの視線を背中ごしに感じると。
「ばっかね。女のコだからアンタを見てるのよ」
「気になるかい?」
カヲルが見つめるとやけに気恥ずかしくなりつい目線を反らせたくなった。
「なんのことよ」
ちらっとカヲルを見るが微笑むだけ。
それが居心地の悪いような・・・変な気分だ。
最近は特にそうだ。両親が亡くなってから何かが変わった気がする。
「分からないならいいよ。なんでもない」
「変なの!」
ゆっくりとグリーン色のアイアン製の椅子から立ち上がると、ランチボックスを手に先に帰ると言い残しアスカは校舎に入った。
何が変わったのか変わってないのか。
分からないが何かが変わってきているのを感じるとアスカはすごく落ち着かなかった。
歴史の授業が終われば今日は週末だし、祝日を合わせれば3日も休みがある。
アスカはウキウキしながらも授業に身をいれた。
今日はアスカの方が授業の終わりも早くヒカリと一緒に下校した。
「アスカ来週の博物館での課外授業楽しみね!」
「そうね。学校で勉強しなくて済むからいいわよね」
来週の課外授業の日は1日大英博物館に行く事になっていた。
「あそこのカフェテリアでお昼とる?」
「いいわよ。じゃあ、お弁当はいらないって言っておくし。決まりね!」
ヒカリといるとすごく楽しい。
彼女の明るい笑顔は太陽の光のようで、曇ってる空や心までその明るさで心地よくそして暖くなる。
「来週の課外授業が楽しみだわ!」
「その前に週末の予定はどうするの?」
「アスカは?」
「多分家にいるかも」
たいくつで死ぬかもしれない。
と呟くとヒカリがパジャマパーティを一緒にしないかと持ちかけた。
「するわ!する!する!」
「うちでする?アスカの家でする?」
「どうせカヲルしかいない家だからうちで騒がない?」
「そっか・・・お兄さん」
カヲルのことを意識するとヒカリが少し頬を染めた。
好きなのかな?って薄々気がついていたけど。
家族にもしなるならば、ヒカリだったらいいな・・・
他の人だったら嫉妬しそうだけど、大好きなヒカリだったら。
「ヒカリがお嫁さんに来たら嬉しいんだけどね!」
無邪気にアスカが言うとヒカリはますます頬を赤くした。
「アスカったら!!わたしは別に」
「ヒカリがお姉さんならって言っただけじゃない」
土曜に約束を取り付けるとアスカの家の近くまで辿り着き、また土曜の夜に!
と2人は別れた。
住宅街に入ると一気に静かな空気に包まれた。
早足で家の扉まで来ると大きな深い緑色の扉を開け、螺旋の階段を上がる。
2階の奥にある自宅に着くと、カバンに入っていた鍵で部屋のドアを開けた。
シーンと静まり返った廊下にカバンを置くと玄関のスイッチを入れ明かりを灯した。
「ただいま」と言ったところで誰の返事も返ってくるはずもないので、アスカは無言のまま自分の部屋に入る。
水色の壁にある星の形をした部屋のライトを1つ点けると薄明かりが灯る。
机の上には家族の写真が飾られてあり、指先でそっとそのフレームをなぞった。
着ていた制服のブレザーを脱ぐとハンガーにかけ、皺にならないようにプリーツのハウンドツース柄のスカートを
スカートハンガーにかけた。ブラウスのボタンをひとつはずすとそのままベッドに横になるとアスカは小さくうずくまった。
誰もいない部屋が寒いって感じる時がいやだった。
「ママ・・・」
ぼそりと呟くように声を出すと、部屋のドアの開く音が耳に入った。
「アスカ帰ってる?」
ドア越しに最初に聞こえたのは知っている声でホッとした。
聞こえないふりをするとカチャリと部屋のドアが開いた。
「寝てるのかい?」
すぐ傍にまでカヲルの気配を感じた。
身体を起こして顔をゆっくりあげると、目の前にカヲルの優しげな笑みが見えた。
「起こしちゃった?」
それが嬉しくてたまらなくなるとアスカの目に涙が溜まってこぼれた。
「どこか痛い?」
「・・・ちがう・・・ちがうの。ちょっとね。その・・・思い出しただけ」
ぎゅっと着ていたブラウスの裾を握るとアスカは首を左右にふった。
キシリとベッドのスプリングを弾く音がするとカヲルがアスカの隣に寄り、
顎を手で押し上げると涙を親指で掬いとった。
「カヲル?」
カヲルの匂いがアスカの身体を包んだ。
背中に回された腕が少し痛いくらいだったがそれが逆に気持ち良くてこのままでいたいと思うほどだった。
数秒・・・数分と時間が過ぎていくなか、暖かくて溶けてしまいそうな気持ちになり、
胸のあたりが熱くなって耳の辺りにまでそれが広がった。
急に恥ずかしい気持ちになるとカヲルの腕からアスカはすり抜けた。
「もう平気。ありがと。顔洗ってくる」
カヲルをそのまま残して部屋の隣にあるバスルームに入ると鍵を掛け、アスカはバスタブにお湯を張った。
煙る部屋の中で小さな椅子に腰を下ろすと天井を仰いだ。
つづく。
アスカの通う中等部もカヲルの通う高等部も同じ3階建ての大きな校舎の中にある。
150年前に出来た建物だが古さも逆に由緒正しいご子息・ご令嬢が通っているという雰囲気で
校舎と校舎の間の渡りにある中庭は、色取り取りの花や木々が植えられていてその中心には小さいながらも噴水がある。
午後のお茶の時間が長い国ならでわで、このような雰囲気のいい場所でのランチは食べるものもより美味しくなりそうだ。
勿論校舎内にもカフェテリアがあるのだが、雨や曇りの多いイギリスでは晴れた日こそ外で日光浴がてらにランチをする人々が多かった。
カヲルとアスカも今日は外でランチとることにした。
「アスカあまり食進んでないけど具合が良くないのかい?」
「別に・・・欲しいならあげるわよ」
「・・・お腹でも壊した?」
「なっ!!ちょっと仮にもレディにそんなこと言う?」
「アハハ・・・ごめんよごめん」
「なんか・・・心がこもってない謝り方だわよ」
キッと睨んでからランチボックスの中に残したサンドを丁寧になおした。
「お腹が空いたら食べるわ」
こうやって2人でいるといつも遠巻きにチラチラとこちらを見られてる気がしてならない。
自信過剰なの?と誰かにでも言われてしまいそうだけど、見られる度に目が合うものだからきっとそれは間違いない。
アスカはうんざりとした表情をすると、カヲルに耳打ちした。
「ねえ、また見てる」
「アスカが可愛いから見てるんだよ」
「なに、それ・・・」
ぷくぅうと頬を膨らませてツンとすますと、カヲルはアスカの頬を人差し指で押した。
「ぷふぅっ!!」
膨らませた頬を押され口から思い切り息が吹き出ると真っ赤な顔で睨みつけた。
握りこぶしでカヲルの胸をトントンと叩くと、また誰かの視線を背中ごしに感じると。
「ばっかね。女のコだからアンタを見てるのよ」
「気になるかい?」
カヲルが見つめるとやけに気恥ずかしくなりつい目線を反らせたくなった。
「なんのことよ」
ちらっとカヲルを見るが微笑むだけ。
それが居心地の悪いような・・・変な気分だ。
最近は特にそうだ。両親が亡くなってから何かが変わった気がする。
「分からないならいいよ。なんでもない」
「変なの!」
ゆっくりとグリーン色のアイアン製の椅子から立ち上がると、ランチボックスを手に先に帰ると言い残しアスカは校舎に入った。
何が変わったのか変わってないのか。
分からないが何かが変わってきているのを感じるとアスカはすごく落ち着かなかった。
歴史の授業が終われば今日は週末だし、祝日を合わせれば3日も休みがある。
アスカはウキウキしながらも授業に身をいれた。
今日はアスカの方が授業の終わりも早くヒカリと一緒に下校した。
「アスカ来週の博物館での課外授業楽しみね!」
「そうね。学校で勉強しなくて済むからいいわよね」
来週の課外授業の日は1日大英博物館に行く事になっていた。
「あそこのカフェテリアでお昼とる?」
「いいわよ。じゃあ、お弁当はいらないって言っておくし。決まりね!」
ヒカリといるとすごく楽しい。
彼女の明るい笑顔は太陽の光のようで、曇ってる空や心までその明るさで心地よくそして暖くなる。
「来週の課外授業が楽しみだわ!」
「その前に週末の予定はどうするの?」
「アスカは?」
「多分家にいるかも」
たいくつで死ぬかもしれない。
と呟くとヒカリがパジャマパーティを一緒にしないかと持ちかけた。
「するわ!する!する!」
「うちでする?アスカの家でする?」
「どうせカヲルしかいない家だからうちで騒がない?」
「そっか・・・お兄さん」
カヲルのことを意識するとヒカリが少し頬を染めた。
好きなのかな?って薄々気がついていたけど。
家族にもしなるならば、ヒカリだったらいいな・・・
他の人だったら嫉妬しそうだけど、大好きなヒカリだったら。
「ヒカリがお嫁さんに来たら嬉しいんだけどね!」
無邪気にアスカが言うとヒカリはますます頬を赤くした。
「アスカったら!!わたしは別に」
「ヒカリがお姉さんならって言っただけじゃない」
土曜に約束を取り付けるとアスカの家の近くまで辿り着き、また土曜の夜に!
と2人は別れた。
住宅街に入ると一気に静かな空気に包まれた。
早足で家の扉まで来ると大きな深い緑色の扉を開け、螺旋の階段を上がる。
2階の奥にある自宅に着くと、カバンに入っていた鍵で部屋のドアを開けた。
シーンと静まり返った廊下にカバンを置くと玄関のスイッチを入れ明かりを灯した。
「ただいま」と言ったところで誰の返事も返ってくるはずもないので、アスカは無言のまま自分の部屋に入る。
水色の壁にある星の形をした部屋のライトを1つ点けると薄明かりが灯る。
机の上には家族の写真が飾られてあり、指先でそっとそのフレームをなぞった。
着ていた制服のブレザーを脱ぐとハンガーにかけ、皺にならないようにプリーツのハウンドツース柄のスカートを
スカートハンガーにかけた。ブラウスのボタンをひとつはずすとそのままベッドに横になるとアスカは小さくうずくまった。
誰もいない部屋が寒いって感じる時がいやだった。
「ママ・・・」
ぼそりと呟くように声を出すと、部屋のドアの開く音が耳に入った。
「アスカ帰ってる?」
ドア越しに最初に聞こえたのは知っている声でホッとした。
聞こえないふりをするとカチャリと部屋のドアが開いた。
「寝てるのかい?」
すぐ傍にまでカヲルの気配を感じた。
身体を起こして顔をゆっくりあげると、目の前にカヲルの優しげな笑みが見えた。
「起こしちゃった?」
それが嬉しくてたまらなくなるとアスカの目に涙が溜まってこぼれた。
「どこか痛い?」
「・・・ちがう・・・ちがうの。ちょっとね。その・・・思い出しただけ」
ぎゅっと着ていたブラウスの裾を握るとアスカは首を左右にふった。
キシリとベッドのスプリングを弾く音がするとカヲルがアスカの隣に寄り、
顎を手で押し上げると涙を親指で掬いとった。
「カヲル?」
カヲルの匂いがアスカの身体を包んだ。
背中に回された腕が少し痛いくらいだったがそれが逆に気持ち良くてこのままでいたいと思うほどだった。
数秒・・・数分と時間が過ぎていくなか、暖かくて溶けてしまいそうな気持ちになり、
胸のあたりが熱くなって耳の辺りにまでそれが広がった。
急に恥ずかしい気持ちになるとカヲルの腕からアスカはすり抜けた。
「もう平気。ありがと。顔洗ってくる」
カヲルをそのまま残して部屋の隣にあるバスルームに入ると鍵を掛け、アスカはバスタブにお湯を張った。
煙る部屋の中で小さな椅子に腰を下ろすと天井を仰いだ。
つづく。
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テーマ : 新世紀エヴァンゲリオン
ジャンル : アニメ・コミック